たまには映画の話を「ニライカナイからの手紙」「サウンド オブ サンダー」 [ちょっとだけ、ひと休み]
今日は、めずらしく映画の話をしてみましょう。
「ニライカナイからの手紙」 監督・脚本 熊澤尚人 出演 蒼井優 平良進 南果歩
ずいぶん前に、ノベライズされたものを立ち読みしていたが、ちゃんとDVDで見たのは
これが初めてだ。
舞台は竹富島。
カメラマンの父を早くに亡くし、島を出た母と理由もわからず幼くして別れ、
少女は郵便局長をしている祖父と二人で暮らしている。
少女には、毎年誕生日に1通の手紙が届く。
東京にいる母からの手紙。
そのときの少女の年齢に合わせてかかれた短いけれど暖かい手紙。
少女はその手紙を抱いて大人になった。
20歳にはすべてのわけを話す、という母の手紙に書かれた約束を待ちながら・・・。
涙なしでは見られない。
あまり詳しくを話すとこれから見たい方には邪魔になる。
ただ、最後にすべての謎はとける。
母の愛をそこに見るはずだ。
美しい物語・・・。
ただ、一言ご注意を。もし、DVDに「おかぁからの手紙」が入っていても、
見る前に読まずに、見てから読んで欲しい。
「サウンド オブ サンダー」
原作 レイ・ブラッドベリ 監督 ピーター・ハイアムズ
出演 エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック
現在ロードショー中。
2055年、タイムトラベルが商業として成り立つようになった。
大金をだして、太古の恐竜のいる白亜紀にトリップするお客とそれをサポートする社員。
何ももちだしてはいけない、持ち込んではいけない、変えてはいけない、という
3原則が、あるとき破られる。
たった一つのわずかな過ちが「今」に与えた大きすぎる影響とは・・・。
特撮、CGが予算不足のためかややB級のノリであるが、そこは笑い飛ばしても良い。
原作がいいのだろうが、それを時代が近づいた今見てみることは別の意味を持つ。
私達は今、科学を甘くみていないか?人類のあり方は?環境に対する甘えはないか?
いろんなことを、強制的にではなく、自主的に考えさせる映画のように思う。
最後に変化の影響の波ごとに変わっていく様は圧巻。
しかし・・・やはり分類されるとややBに近いのだろうか?
それを承知の上で、ブラッドベリファンはぜひ見てみてほしい。
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